ハワイ不動産レポート6月:戸建ては底堅く、コンドは買主優位

2026年上半期、オアフ島では50万ドル以下の物件が1,000件以上成約しました。6月にはこの価格帯で180件が成約し、年初からの累計成約件数は1,003件となりました。一方、月末時点では同価格帯で1,224件の販売中物件がありました。上半期全体では、一戸建て住宅の成約の35%が100万ドル未満、コンドミニアムの成約の47%が50万ドル未満の価格帯でした。
2026年上半期の住宅市場は、一戸建てとコンドミニアムで異なる動きとなりました。一戸建て住宅の成約件数は1,386件と前年同期比3.9%増加した一方、コンドミニアムは2,053件で2.3%減少しました。6月単月では、一戸建て住宅の成約件数は前年同月比6.6%減の270件となった一方、コンドミニアムは10.9%増の397件と回復しました。
一戸建て住宅は引き続き売却までの期間が短く、6月の市場滞在日数中央値は13日でした。前年の24日から大幅に短縮され、2か月連続で13日を維持しています。一方、コンドミニアムの市場滞在日数中央値は40日で前年と同水準となり、前月の43日からわずかに改善しました。
年初来の中間価格は、両市場とも緩やかな上昇が続いています。一戸建て住宅は前年同期比2.6%上昇し、コンドミニアムは1.5%上昇して51万5,000ドルとなりました。6月の一戸建て住宅価格を押し上げた要因の一つは、130万〜199万9,999ドルの価格帯の成約件数が68件から95件へ39.7%増加したことです。コンドミニアムの中間価格も前年同月比3.5%上昇し、52万8,000ドルとなりました。また、50万〜59万9,999ドルの価格帯では48件から75件へ56.3%増加、80万〜99万9,999ドルでは16件から31件へ93.8%増加するなど、これらの価格帯で特に活発な取引が見られました。
6月、一戸建て住宅は売り出し価格どおり(中央値100%)で成約し、前年同月の98.2%から改善しました。また、売り出し価格を上回って成約した割合も27%から33%へ増加しました。一方、コンドミニアムは当初売り出し価格の96.8%で成約し、2025年6月の97.2%をわずかに下回りました。ただし、売り出し価格を上回って成約した割合は10%から13%へとやや増加しています。
6月の新規売り出し件数は、一戸建て住宅が369件と前年同月比7.3%減少した一方、コンドミニアムは740件で10.3%増加しました。
販売中在庫は、一戸建て住宅が前年同期比9.3%減、コンドミニアムも0.7%減と、いずれも前年を下回りました。ただし、コンドミニアムの在庫は前年からわずかな減少にとどまり、引き続き買主にとって比較的有利な市場環境が続いています。
参考:Honolulu Board of REALTORS®