不動産レポート2023年7月:売買減少と在庫・販売日数増加

不動産レポート2023年7月:売買減少と在庫・販売日数増加

中昨年対比で勢いが弱いものの
前月より戸建の販売は増加に

ホノルル不動産協会のデータによると、借入コストの上昇から夏における購買活動の勢いが弱まり、戸建住宅とコンドミニアム両方のセールスが不調という結果になりました。昨年同月と比較し戸建住宅のセールスは28.2%減少、またコンドミニアムは18.5%減少しました。どちらの市場もマーケットに出てから取引成立までにかかった中間日数は16日間で、昨年7月の戸建住宅11日間、コンドミニアム12日間よりやや増加しました。

中間価格は昨年対比で大きな変動がなく、戸建住宅が1.6%減少し$1,090,000、コンドミニアムは同額の$500,000です。販売提示価格と同額またはそれ以上で取引された物件は、昨年が戸建住宅65%だったのに対し今年は53%でした。コンドミニアムは昨年60%だったのに対し今年は47%という結果に。

新規リスティングの数はどちらのマーケットも減少が見受けられ、戸建住宅は28.8%ダウン、コンドミニアムは15.4%のダウンでした。しかしながら、在庫数については昨年から比較的安定し、戸建住宅が2.6%やや増加、またコンドミニアムも9.9%の増加となりました。

契約数においては一年前と比較すると勢いが弱いものの、前月と比較すると2023年7月、戸建住宅は6.9%増加し、コンドミニアムは1.4%減少。7月のペンディングセールスは戸建住宅が247件、コンドミニアムは421件です。エヴァプレイン、ワイパフ、パールシティのエリアは契約数に伸びがあり、それぞれ18.5%、18.8%、13.3%プラスでした。コンドミニアムのマーケットにおいては、リーワードのエリアに顕著な増加があり、昨年対比プラス92.3%増加しました。エヴァプレインにおいて、ペンディングセールスは昨年より大きな差はありませんが、前月6月からは38.2%増加しています。

参考:Honolulu Board of REALTORS®