ポストコロナとハワイ不動産 Vol.3:円安のいまどう動く?

ポストコロナとハワイ不動産 Vol.3:円安のいまどう動く?

Aloha! ハウスプラスの三浦直子です。

観光だけでなく移住先としても人気のハワイは、海外では日本からをはじめ、同じアメリカ国内では比較的近い西海岸、とくにカリフォルニアから移る人も多くいます。そこで、本土で暮らしながら移住や投資目的でハワイを視野に入れた人たちに向けて発信すべく、サンフランシスコ・ベイエリアで配布されている日本語の情報誌「週刊ベイスポ(ウエブ版はこちら>>)」にて、コラムを執筆中です。ハワイの不動産や暮らしにまつわるあれこれをシリーズごとに連載していますので、こちらでもシェアさせていただきますね。情報収集にお役立ていただけると嬉しいです。

 

※下記の内容は2022年10月7日発行のベイスポに掲載

円安のいまどう動く?
為替と不動産について

実は今日本に滞在しています。前回日本に来たのがコロナの前だったので約2年半ぶりです。京都や博多などいろいろな場所を訪れて、街でほとんどの人がまだマスクをされているのは驚きましたが、10月11日からは日本入国の数の規制もなくなり、個人旅行もオッケーとなるのは嬉しいニュースです。今後海外からたくさんの方が日本へいらっしゃるでしょうね。

さて、今回ハワイから日本に来て感じるのは、円安です!日本も物価が高くなったと言われていますが、アメリカから行くととにかくなんでも安く感じ財布の紐が緩んでしまいます。

ここ10年くらいの為替の推移を調べてみると、一番円が高かったのが東日本大震災頃で、2011年に最大76円まで円高が進みました。そして今日の円相場は144円。ほぼ倍になっています。これからハワイに帰国して、ちょうど2011年に購入したお客様と売却の相談をしますが物件価格も上がり、これに為替の益もあるのでタイミングとしてはすごくいいと思います。

例えば、1Mの物件を80円の円相場で購入すると、8000万円で、同じ価格で売れても今の為替だと1億4400万円になります。こちらにキャピタルゲインもかなり出てきますので、投資としては大成功だと思います。また最近ハワイの方が、日本の不動産に興味を持たれていて、円安のうちに購入したいという相談を受けました。こちらも納得です。

為替がどう動くかという予測を立てるのは非常に難しいので、資産分散ができるとよいのではないかな?と思いました。ドル建ての資産と円建ての資産を両方持っておくと、円高に振れるか円安に振れるかによって、どちらかの資産で利益を出すことも可能ですね。

 


▲米ドル対円相場の推移

 

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