不動産レポート2022年5月:平均中間価格がさらなる最高値に

不動産レポート2022年5月:平均中間価格がさらなる最高値に

販売日数も最短記録に近い
平均10日間で順調なペース

2022年5月、戸建住宅とコンドミニアムの市場は、ともに平均中間価格の新たな記録を更新。戸建住宅は$1,153,500、コンドミニアムは$516,500という結果でした。前年同月比の販売数は戸建住宅が15.1%減少した一方、コンドミニアムは15.1%増加し、高需要が続いています。

戸建住宅市場では、$600,000〜$999,999の価格帯の物件が最も減少の幅が大きく、昨年と比較するとマイナス41.2%でした。オアフ島のほとんどのエリアで販売数が減少傾向にあったものの、オアフ島の中心に位置するミリラニ、ワヒアワの地域では、61.9%増加しました。

コンドミニアム市場では、$300,000〜$599,999のアフォーダブルな価格帯の物件が全体の48%を占め、昨年対比13.4%プラスです。また、$700,000〜$899,999の価格帯の物件販売数は、前年同月より2倍以上を記録し、全体の17.6%を占めています。メトロエリアの販売数が最も増加し、プラス21.9%、一方、エヴァプレインの地域はマイナス20.3%でした。

戸建住宅とコンドミニアムの販売日数は最短記録に近いペースを保ち、10日間でした。

販売提示価格より高値で取引される傾向は5月も続き、物件数は戸建住宅が217、コンドミニアムが313。全体の割合にすると、戸建住宅が63%、コンドミニアムが45.5%です。

5月の成約数は減少し、戸建住宅のペンディングセールスはマイナス17.4%、コンドミニアムはマイナス14%でした。コンドミニアムの市場では、$499,999以下の低価格帯の物件が最も大幅な減少が見受けられ、昨年同月比マイナス27.5%でした。ペンディングセールス数の勢いが弱まると同時に、エスクロー中または売却された新規リスティングの数は、戸建住宅が昨年5月の66.7%から47.4%へ、コンドミニアムが55.9%から50%へ減少がありました。

参考:Honolulu Board of REALTORS®