不動産レポート2022年3月:この四半期さらなる新記録を更新

不動産レポート2022年3月:この四半期さらなる新記録を更新

$3M以上の高額戸建住宅と
コンドミニアムの物件が好調

2022年最初の四半期、中間価格は戸建住宅$1,150,000、コンドミニアム$515,500で、どちらも新たな記録を更新し幕を下ろしました。3月の中間価格は、戸建住宅が昨年対比プラス21.1%で、また前月の記録から2.2%上回りました。コンドミニアム市場の中間価格$515,500は、昨年対比プラス14.3%、前回2022年1月に記録した$510,000を1.1%上回る結果となりました。

20022年3月、戸建住宅の販売取引数は前年比11.1%減少しましたが、コンドミニアムの勢いは引き続き弱まることなく昨年同月比7.3%増加しました。全体としては2021年3月より0.6%増加です。

3月の戸建住宅の販売数減少は$899,999以下の価格帯が大きく占め、56.3%減少で70件のみという結果に。しかしながら、$3ミリオン以上の高額物件は27件で昨年よりプラス68.8%の大幅増加でした。コンドミニアム市場において最も多かった価格帯は$700,000〜$799,999で125.8%増加し、地域別にみるとメトロとエワプレインのエリアがほとんどでした。

第一四半期、オアフ島のなかで戸建住宅市場で好記録が見られた地域は、ワイパフ、ハワイカイ、リーワードのエリアでそれぞれプラス50%、18%、16%でした。最も減少があったのはダイヤモンドヘッドとノースショアエリアでそれぞれマイナス22%と36%でした。

2022年最初の四半期で58%の戸建住宅が販売提示価格より高値で取引され、昨年の52%と比較するとやや増加しました。コンドミニアムにおいても同様の傾向で、販売提示価格より高値で取引が成立した物件は昨年が29%だったのに対し、今年は42%でした。平均販売日数はどちらの市場も9日間です。

新規リスティングは戸建住宅が昨年の記録より遅れを取っており、3月は昨年同月より6.2%少ない412件でした。しかしすぐに買い手が付き在庫が減り、56%の新規リスティングが月末までにエスクロー中またはクローズになるという結果に。コンドミニアムの新規リスティング数は2021年3月と同様のペースを保ちました。

戸建住宅の在庫数は昨年より5.0%減少し、コンドミニアムはさらに大幅に26.9%の減少でした。ペンディングセールスは2021年3月をしのぎ戸建住宅3.8%、コンドミニアム5.3%増加という結果でした。

参考:Honolulu Board of REALTORS®