不動産レポート2022年2月:コンドミニアム市場がとくに好調

不動産レポート2022年2月:コンドミニアム市場がとくに好調

コンドミニアムの販売数が
15カ月連続で昨年を上回る

2022年2月、販売数において戸建住宅の市場は引き続きコンドミニアム市場に後れを取り、コンドミニアムが昨年同月対比9.0%増加だった一方、戸建住宅は7.3%減少という結果でした。希薄な在庫数と安定した需要が戸建住宅の平均価格を$1,125,000に押し上げ22.6%上昇し、昨年2021年8月の$1,050,000を7.1%上回る数字となりました。コンドミニアムのマーケットの中間価格は$497,000で、昨年対比8.6%の上昇です。

2022年はじめの2カ月における販売取引成立数は、昨年を戸建住宅2.9%、コンドミニアム23.9%上回る好調な滑り出しです。$899,999以下の戸建住宅物件は昨年と比べ54.0%の大幅減少だった一方、コンドミニアムの販売数は15カ月連続で昨年を上回り、$500,000以上の価格で取引された物件が28.2%の上昇でした。

戸建住宅物件の中間販売提示価格は、昨年2月の$905,000から27.1%上昇し$1,150,000に。販売提示価格より高値で取引された戸建住宅物件数は55.2%で、そのほとんどが$800,000〜$999,999の価格帯でした。コンドミニアム市場も同様の傾向が見受けられ、販売提示価格より高値取引された物件は37.0%で、$400,000〜$699,999の価格帯が大きく占めました。

どちらの市場も平均販売日数は約2週間で、戸建住宅が13日、コンドミニアムが14日という結果です。新規リスティング数は昨年より多く、戸建住宅が14.0%、コンドミニアムが18.6%の増加しました。

新規リスティングを地域別に見ると、戸建住宅においてはハワイカイ、エワプレイン、カイルアのエリアが多く、それぞれ150%、50.0%、44.0%増加しました。コンドミニアムはメトロエリアに大幅増加があり、25.8%の増加、一方セントラルエリアは28.9%減少しました。

戸建住宅のペンディングセールスは13.4%減少の昨年より少ない成約数を示し、並びにエスクロー中の在庫数は昨年同月比22.0%減少でした。しかしながらコンドミニアムのペンディングセールスは12.4%の増加があり、昨年より多い成約数に。メトロ、リーワード、ノースショアのエリアがとくに多い結果となりました。

参考:Honolulu Board of REALTORS®