ハワイ不動産レポート2026年1月:市場は堅調もコンド減速

50万ドル以下の住宅は、年初来1月時点で146件の成約があり、この価格帯では1,000件以上のアクティブな販売物件が確認されました。
全体として新年のスタートは安定した動きとなり、戸建住宅の販売件数は前年同月比1.0%減の194件、コンドミニアムの販売件数は同4.8%減の297件となりました。戸建住宅の販売スピードは前年1月とほぼ同水準で、市場滞在日数(中央値)は前年の25日に対し27日でした。一方で、コンドミニアムは販売までの期間がやや長くなり、1月の市場滞在日数(中央値)は前年の39日から47日へと増加しました。
両市場ともに中間価格の動きは小幅にとどまりました。戸建住宅の中間価格は前年同月比0.2%上昇し、コンドミニアムの中間価格は1.9%下落して52万9,000ドルとなりました。1月に売却された戸建住宅の約60%は、80万ドル〜139万9,999ドルの価格帯に集中しました。この価格帯では、売出価格以上で成約した割合も最も高くなっています。
コンドミニアムは多くの価格帯で比較的安定した動きを示しましたが、70万ドル〜89万9,999ドルの価格帯では販売件数が前年同月比29.8%減の40件と、最も大きく落ち込みました。全体として、コンドミニアムの成約価格は売り出し価格を下回るケースが多く見られました。
戸建住宅市場では買い手同士の競争が高まり、約31%が売出価格を上回る価格で成約しました(前年1月は23%)。一方、コンドミニアム市場では売出価格を上回って成約した割合は7%で、前年の10%から低下し、多くの物件が売出価格を下回って成約しています。
成約見込み(ペンディング)の動きは、年初から両市場で増加しました。戸建住宅は前年同月比14.4%増、コンドミニアムは5.0%増となりました。1月の契約締結件数は、戸建住宅が239件、コンドミニアムが375件でした。
新規売り出し物件は、戸建住宅では前年同月比2.1%増の343件(前年336件)とわずかに増加しました。一方、コンドミニアムでは新規売り出しが減少し、前年の739件から696件へと5.8%減少しました。コンドミニアムの新規物件では、30万ドル〜39万9,999ドルの価格帯が最も多く、この価格帯は前年の107件から125件へと16.8%増加し、最大の伸びを示しています。
在庫面では、戸建住宅は前年同月比8.2%減の674件と、買い手にとっての選択肢がやや減少しました。一方、コンドミニアムは選択肢が増え、1月末時点のアクティブ在庫は前年同月比5.8%増の2,210件となりました。
参考:Honolulu Board of REALTORS®